アップダウンの多い山あいのルート
毛無峠は、志賀草津道路に続く場所にあるルートで、奥まったツーリングコースとなっています。
観光客も少ないですし、地元の住民がしょっちゅう通るという場所ではないので、常に交通量はかなり少なく対向車のストレスなどを感じることなく走れるのが魅力です。
また、山あいの道路は細かいアップダウンが続くワインディングロードとなっていますので、バイクでの走りに適していると言えるでしょう。
特にオフロードバイクでの走りであれば、ワイルドな雰囲気を楽しみながら走るという魅力もあります。
標高1,800メートル程度のところを走っていくことになりますので、山合いに入ったり下界の様子を眺めたりすることができて、常に風景が変わる新鮮なツーリングコースと言えます。
また、季節によっても表情が大きく変わって、新緑の時期の爽やかなイメージもいいですし、紅葉で山裾がすべて美しい色に変わるのを眺めながら走るのも素晴らしい体験となります。
行き止まりとなる珍しい峠道のコース
毛無峠の特徴は、ルートが行き止まりで終わってしまうというところにあります。
毛無峠を通っていくと他のエリアに抜けたり、別の道路に入っていくということはなく、山の中に入って行って突然ルートが終わってしまうのです。
そのため、そこまで行ったら、今度は同じ道を下りてくることになります。
他のルートにはない珍しいコースですので、終わりまで行って区切りをつけてみると面白いですね。
また、ルートの途中には、いろいろなところに水が湧いているスポットがありますので、そこで水を飲んだり顔を洗ったりと、要所要所でバイクを停められるスポットがあるのも楽しいところです。
季節によっては高山植物が群れていて、きれいな花を咲かせているところもありますので、道路脇の平原に注意しながら走っていくことができます。
しっかりと整備されているルートではないので注意しながら進む
この毛無峠は、観光名所として有名なところではありませんし、一般の道路として利用頻度が高いわけではありません。
そのため、道路はあまり整備されていないところも多いですし、場所によってはダートとなるところもあります。
通常のツーリングバイクやロードバイクでは厳しいのが実情ですので、オフロードバイクで行くのがベストです。
また、突然道路工事をしていたり予告なく通行止めになっているケースも多いようですので、こうした事態もありえると覚悟していきましょう。
天候も急に変わりやすいエリアですので、寒さ対策や雨対策をしっかりとしていくことも大事なポイントです。
特に道路事情があまり良くないので、強い雨が降るとスリップの危険度が増しますので、余裕のあるプランを立てるようにしましょう。